クランプもグロメットも10〜85mmで、迷ったらこれ。穴あけ固定に切り替えても対応厚が狭くならず、机の条件がはっきりしないときに選びやすい製品です。
天板の厚みでモニターアームを選ぶ — 薄い机・厚い机・傾斜天板で“付かない”を防ぐ
耐荷重もVESAも合っているのにアームが机に付かない原因で多いのが天板の厚みです。付かない理由と机の測り方、公式仕様の「対応天板厚」を466製品ぶん集計した相場を整理し、6製品を紹介します。
天板が15〜60mmなら大半の製品が候補。20mm未満なら「最小10mm以下」、80mm以上なら「最大85mm以上」を公式仕様で確認し、裏に桟がある机や斜めカットの天板は平らな部分で測ります。
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クランプ式は上下の金具で天板を挟んで固定します。挟める幅は製品ごとに「対応天板厚 10〜80mm」のように決まっています。
- 薄すぎる — 下側の金具が届かずぐらつきます。ガラス天板や薄い化粧板で起きがちです。
- 厚すぎる — 口が開かず差し込めません。無垢材や縁が二重の天板で起きます。
- 裏の補強桟・幕板 — 下側金具が桟に当たって奥まで入りません。桟ごと挟むと合計厚が範囲を超えることがあります。
- 斜めカットの縁 — 当たり面が平行にならず滑ります。
耐荷重・VESA・取付方式の次は、クランプが当たる位置の厚みと形で判断します。
自分の机の厚みを測る方法
- 取付位置の縁で厚みを測る — 縁だけ厚い机もあるので、実際に付ける場所で測ります。
- 裏の桟までの距離を測る — 下側金具は縁から数cm奥まで入ります。桟があるなら位置をずらすか、桟込みの厚みも控えます。
- 斜めの縁は平らな部分で測る — 平らな部分の厚みと、縁からそこまでの距離をメモします。
- この距離がクランプの奥行きより長いと届きません。
- 天板下の空きを確認する — 引き出しやレールがあると下側金具が入りません。「奥行き◯mm以上」の条件がある製品もあります。
データで見る「対応天板厚」の相場
モニターアーム一覧のうち、公式仕様のクランプ側の範囲をmmで読み取れた466製品の集計です。
| 項目 | 集計結果(466製品) |
|---|---|
| 最小値(何mmから挟めるか) | 記載がある413製品中、10mmが274製品で最多。20mm以上からの製品も64製品。 |
| 最大値(何mmまで開くか) | 80mm台157製品、50mm台114製品、60mm台84製品。100mm以上は38製品。 |
| グロメットとの違い | 両方に記載がある202製品中、126製品はグロメットの最大値がクランプより小さい。 |
多くは「10mm前後〜50〜60mm台」か「〜80mm台」の帯にあります。
- 15〜50mmの机 — ほぼどの製品でも対応します。
- 15mm未満の薄い机 — 最小20mmの製品を避けます。
- 60mmを超える厚い机 — 50〜60mm台で止まる製品が多く、80mm超は候補が絞られます。
公式表記を機械的に読み取った集計なので、個別の製品は必ず公式仕様でご確認ください。
薄い机・厚い机・穴あけ、それぞれの選び方
- 薄い天板(15mm前後) — 最小値10mm以下の製品を選びます。
- モニターの重さに見合った軽めのアームのほうが天板への負担が小さい。
- ガラス天板はクランプ固定を推奨しないメーカーもあるので、机側の説明書も確認。
- 厚い天板(60mm以上・80mm以上) — 60mm以上なら最大80mm台、80mm以上なら上限85〜100mmの製品から選びます。
- 100mm超はBauhutte BMA-2GS-BK(クランプ20〜120mm)など、ごく一部。
- グロメット(穴あけ)で回避する — 桟や斜めカットでクランプが入らないなら、穴を開けてボルト固定するグロメット式が使えます。
- グロメットの対応厚はクランプより狭い製品が多い(例: クランプ10〜80mm、グロメット10〜40mm)。
- 厚い天板なら、両方10〜85mmのエレコム DPA-SS08BKのような製品を。
- 穴の直径の条件も確認。
厚みが分かったらお使いのモニターに合うアームを診断するページで耐荷重・VESAと一緒に絞り込めます。
対応天板厚で選ぶ 6製品
10〜80mmの広範囲に3年保証が付く定番ガススプリング。グロメットは10〜40mmと狭いので、穴あけ固定を考えている厚い机には向きません。
8mmから挟める、薄い天板向けの1本。耐荷重6kgまでなので軽いモニター向きで、公式条件「奥行65mm以上」に合わせて桟までの距離も確認を。
定番のLXは「60mmまで」という点だけ確認。10年保証で長く使えますが、60mmを超える無垢材の机では仕様上の範囲外です。
100mmの厚い天板まで対応する、手頃なメカニカル式。最小値は20mmなので薄い天板には向かず、「奥行き108mm以上・幅100mm以上」の条件があるため桟の位置も要確認です。
厚い天板に重いモニターを載せるならこれ。耐荷重20kg・49インチ対応ですが、最小値が30mmなので一般的な25mm前後の天板には仕様上使えません。
記載がない製品に注意
一覧には「公式に記載なし」の製品もあります(778製品中、記載を確認できたのは475製品)。机の条件が厳しい場合は、取説PDFの寸法図やメーカーへの問い合わせで購入前に確認してください。
まとめ
クランプは厚みが対応範囲に入っていることと裏の桟や斜めカットが当たり面を邪魔しないことの2点で決まります。両方に広い エレコム DPA-SS08BK、薄い机の IODATA DA-ARMS5B、厚い机の キングジム ARM120 のように、机の条件から逆算すると候補はすぐ絞れます。一覧の絞り込み「天板の厚み」で対応製品だけに絞れるので、最終確認はアームの公式仕様で。